当山からのお知らせ
善正寺について
善正寺縁起
【意訳】
当寺(善正寺)に安置されている聖観音菩薩は その昔 建久(1190年〜1198年)の半ば勇敢な武将である「曽我五郎時崇」と言われた人が 心厚くけなげに観音を祈り その最たる信心の功績がつもって観音様の真理を悟ることとなる
又片時も放さず「護り」の本尊と崇拝されていたのである
それによって 父親の仇である「工藤左照尉祐経」を攻め罪しんと思い富士野の狩場の陣地に忍び入り 観音様の不思議な力を受けて簡単に本望を遂げることができたのである
かくして「五郎」最後の項尊像は下総の国猿島郡補陀落山に納められていた
しかしこれより後年月を経てより 曽我一族相川三浦の里の千葉一族の一人の男が不思議な夢を見て感じ入り 髪を切り 出家して ついに「貞誾上人」(僧侶の名)となったのである
観音尊像を護り 縁ある地を選び定めて 治めようと大ヶ塚の里を あちこち見て廻り後 大ヶ塚に止どまりてより 霊験(神仏のふしぎな力)が 日が過ぎる毎に新らたになり いよいよまさりて ついにここに一つの建物を建立したのが その当寺(善正寺)なのである
去ることなく止まって 観音菩薩をただ一つ念じることが 次の世の願望として叶わないということではない(次の世への願いを叶えることになる)と縁起(善正寺)を起こした人であるなり
当山のご案内
本尊
開山
詠歌
阿弥陀如来
聖観音菩薩
天正 10 年( 1582 年)
貞誾上人
よきたねを まさしき音に 夢の告
ひゞきて匂ふ 法の花房
平成 23 年「平成大改修」において、善正寺檀信徒はじめ多くの方々のご尽力を賜り、本堂、山門、庫裏、庭園が再建され現在に至ります。
山門
本堂
慶安 4 年( 1652 年)に焼失。その後再建され、平成 23 年には「平成大改修」され現在に至る。本尊は阿弥陀如来立像。
書院
庭園
永代供養墓
平成 30 年に建立。随時受付しております。
納骨・永代供養
年中行事
1月
・修正会(しゅしょうえ)
…
1日。
3月
・春の彼岸参り
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中日(春分の日)を挟んだ一週間。
・春彼岸会(はるひがんえ)並びに永代祠堂会(えいたいしどうえ)
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春彼岸中の土曜日(土曜日がお中日の場合、日曜日に変更します。)。
7月
・お盆お迎え塔婆受付会
…
最終土曜日か日曜日。
8月
・お盆参り
…
3 日〜 15 日。
・盆施餓鬼会(ぼんせがきえ)
…
18 日。
9月
・秋の彼岸参り
…
中日(秋分の日)を挟んだ一週間。
12月
・仏名会(ぶつみょうえ)
…
31 日。
アクセス
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電車でお越しの方
近鉄南大阪線富田林駅下車、金剛バス(東山・近つ飛鳥博物館行)にて大ヶ塚下車より東へ 5分。
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お車でお越しの方